中医学では、春は「自律神経系」のケアが特に重要な季節だとされています。
(中医学では、季節ごとに効果的なケアポイントがあります。)

そんなわけで、自律神経のお話。

「自律神経」て、何でしょう???
「自分を律する」という名前ですが、自分ではなかなか思う通りにならないのです、これが。

「アドレナリン」「ノルアドレナリン」というホルモン(内分泌)の名前を聞いたことがあるかもしれませんね。

でも
結局それってなんだかご存知ですか??
説明できますか??

と~~っても簡単に言うと、
自分の心身の ON と OFF のスイッチ」のことです。

「やる気スイッチ」も、この自律神経が正しく働いていないとそもそもONになりません。

この「自律神経」は、2種類のスイッチでできています。
ONの時・・・それは、「活動しようとしている」時に入るスイッチ「交感神経
OFFの時・・・それは、「休もうとしている」時に入るスイッチ「副交感神経」、なのです。

人は、朝起きて動き出すときを始め、体を動かすときに「ON=交感神経」スイッチを入れます。そうすると、「頑張ろう」という気持ちが沸いてきたり、身体を動かしたりすることができるのです。この時に身体の中に放出されるのが「アドレナリン」というホルモン(内分泌)です。

逆に休む時は「OFF=副交感神経」のスイッチを入れます。そうすると、身体と心は疲れをとったり傷ついた部分を修復したり、英気を養ったりすることができ、また次の活動を始めることができるようになります。この時に放出されるホルモン(内分泌)の代表が「ノルアドレナリン」なのです。

この2つのスイッチは、「入・切」のパチっとボタン式ではなく、シーソーのようにバランスを取っています。

このバランスが「日々の生活の中で場面に応じて的確に調整されている」ことは、健康を心がけるの中でとても大切なこととなります。
自律神経が正常に作用しているかどうかが大切なのは、中医学も西洋医学も同じ。健康の根幹となるものなのです。

これが、「自律神経」。
ところがこの自律神経ってやつは・・・なかなか思い通りにならないやつなんです。
そのお話は次回。