自律神経は、健康の要。
活動するためのONスイッチと、休むためのOFFスイッチ 2つ合わせて「自律神経」の働きです。健康であること、そもそも生きるためには、この2つの作用がバランスよく働くことが必要不可欠となります。
とはいうものの・・・
どうして必要不可欠なのでしょうか。
健康を見つめ直すには、その働きをもう少し知ることが必要です。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という2つに分けられ、この2つがバランスよく働き、さまざまな内臓器官の働きを調整しています。
交感神経の作用で
・血管が収縮する→血圧が上がる
・心拍数が増える
・汗を出す
・瞳孔が開く
・脳が興奮する
・呼吸が早くなる
・胃腸の動きを抑制する
・唾液の量が減る
どうでしょう?
何かを夢中で頑張らなければならない時や、気持ちが張りつめている時、スポーツをしている時を考えると思い当たることがありませんか?
そのような時に働いているのが「交感神経」です。
また、
副交感神経の作用で
・血管が拡張する→血圧が下がる
・心拍数が下がる
・瞳孔が閉じる
・脳の活動が落ち着く
・呼吸がゆっくり深くなる
・胃腸が活発に動く→消化吸収を行う
・唾液の量が増える
もう皆さんお分かりの通り、こちらは、リラックスしている時や寝ている時の状態を思い出すと当てはまりますね。
では、問題です。
交感神経ばかりが作用し、副交感神経の働きが弱くなると、どのような不調が起こるでしょうか??
いくつもありますが、一例を出すと・・・
血管の収縮が強く働き、弛緩が少ない
(血管の収縮と弛緩が繰り返されることで血液が流れます)
↓
血流(血行)が悪くなる
=酸素や栄養が全身に届かなくなる & 二酸化炭素や老廃物、疲労物質を回収できなくなる
↓
筋肉の柔軟性が損なわれ、筋肉が十分働かなくなる
↓
筋肉の痛み、コリ、冷えが起こる
と、いうことは・・・肩こりや手足の冷えに悩んでいる方は、自律神経の働きを整えてあげるとそれだけである程度の改善が見込めますね。
おススメなのは、自律神経の調整を行いながら肩や首などお疲れ箇所の「流れ」を改善することです♪
他にも、例えば「お腹が弱い」「気分の浮き沈みが激しい」「イライラしやすい」「目が疲れやすい」「疲れやすい」「朝起きられない」等も自律神経の働きを調整すると楽になりやすいです。