インフルエンザ、少し流行が落ち着いてきたようですね

他にも心配な感染症が多い季節に知っておきたいこと
インフルエンザもかぜも肺炎も、予防が大切
過去記事を加筆・修正してお送りしますインフルエンザは、その予防法から治療法まで賛否両論が飛び交う疾患です
予防接種は受けた方がいいの?受けない方がいいの?
インフルエンザを発症したら、病院に行って薬を処方してもらうの?
異常行動って?副作用が怖いって聞くけど?
薬を使わなくても治るらしいけど?

・・・・・・お子さんがいるご家庭では、毎年その流行にヒヤヒヤするのに
それより飛び交う情報に振り回されていませんか?

それもこれも、お子さんやご家族のことを心配するからこそ

でもね
インフルエンザのこと、どのくらいご存じですか?

巷に流行しているインフルエンザの多くは、A型とB型と言われています
が、C型っていうのもあるんですって
C型は症状が緩やかなので気付かないこともあるとか

急激な症状の悪化が見られるのは、A型だと言われています
急な高熱、悪寒や吐き気、全身の痛みなどでびっくりしますよね

A型に比べたら、熱も低めだったり全身症状も軽いのがB型と言われています
B型は、人から人にしか感染しません

インフルエンザが普通の風邪より怖い理由は・・・
  ・体内に入ったウイルスの増殖速度がものすごーーく早いから
  ・ウイルスが変化(抗原変異といいます)するから
  ・感染力が強いから

ウイルスの変化が早いので、ワクチンが効かない・毎年予防接種を打たなければいけない ってことが起こるのです

忘れがちですが、このインフルエンザウイルスとは
歴史上何度も、世界各地で大流行が起こり、
多くの人の命を奪ってきたウイルスなのです

だから、予防がとっても大切なのです

とは言うものの・・・ 実はすでにアナタも感染しているかもしれないですよ?
熱も出ないし、体調に変化はない・・・と思っていても、インフルエンザウイルスはあなたの身体の中に入り込んでいる可能性は多いにあります

感染 とは、体の中や表面にウイルスが住み着いて、増殖するようになることです

そのウイルスがアナタの身体に悪さをして、
熱を出したり痛みを感じさせたりするようになることを発症といいます

つまりね
アナタの身体にインフルエンザウイルスが住み着いちゃっていても
アナタの免疫力の方が強くて、悪さをさせていない状態 なのかもしれないのです

免疫力を上げましょうって、大事でしょう?

免疫力が強い & 免疫系に持久力がある 場合は、
たとえアナタの免疫が一時的に劣勢となってインフルエンザを発症しても
その後も戦い続けてくれて、ウイルスをやっつけてくれるので
薬も飲まずに治っちゃうってことですね
ただし・・・ 結構辛いですよ~(経験者は語る・・・)
私の場合、妊娠中だったので一切の薬が使えず、熱や全身症状が治まるまで2週間かかりました
そして、
このインフルエンザウイルス、厄介なことに感染力が強いんですよね
その経路は飛沫 簡単に言うとつばです

つばって言っても、ぺっぺって吐くあれだけではないですね
人は、会話をする時や呼吸をする時に目に見えない細かい水滴を飛ばしているのです
これが、飛沫

くしゃみや咳の時に飛んでくる距離は、数メートルと言われています

それだけじゃないですよ

飛沫が付いた手で色々なところに触れると、触れた部分にウイルスが付きます
そこを触ったアナタの手にもウイルスが・・・
無意識に口や鼻などの粘膜に手が触れることでアナタに感染しちゃいます

まだあります

飛沫自体は大きいものですが
ここから水分が飛ぶととても小さくなり、空気中に漂うサイズとなります
これを吸い込むことで、感染するのです

というわけで、
マスク - – -飛沫を飛ばさない、吸い込まないために
手洗い - – -手に付いたウイルスを体内に入れないために
うがい - – -吸い込んだり手から移ったウイルスを体内に入れないために
が感染予防にとーーーーっても大事なのですね

このウイルス、発症の前日から他の人に感染する力が強くなると言われています
(ウイルスの排出量が爆発的に増えている、ともいいます)
・・・これが防げないから、爆発的に患者さんが増えるんでしょうね

学校や幼稚園、保育園に通っては行けませんよ、という「出席停止」は
その期間は、ウイルスを大量に排出しているので、他の人に感染させないためです
また、インフルエンザウイルスは体力の消耗も激しく、
目には見えにくくても免疫系をはじめ身体をかなり痛めつけています
熱も下がって元気に見えても、身体の中までしっかりと回復するには
やはり時間をかけないと、とも思います

・・・なんだか長くなりました
②では、「じゃあ、おうちで何が出来るのさ?」というお話を書きたいなと思います