おうち中医学レシピ ごぼう×こんにゃくでむくみを解消!!

食材のチカラを解説!

デトックス効果があるといわれている食材を組み合わせて、むくみを解消しましょう!

ごぼうは、 体にこもった余分な熱を冷まして解毒するといわれており、発汗作用や利尿効果が期待できます。 そのため、むくみにお困りの方にピッタリの食材。 また、喉の調子を整えるといわれているので、咳・痰・喉の痛みや腫れに効お困りの方にも。 消化しにくい食材ですので胃腸の調子が優れない方は控えめにしてくださいね。

五味:甘辛 / 五性:寒 / 帰経:肺肝大腸


こんにゃくは、 利尿効果があるといわれているので、むくみが気になる方におすすめ。 また、古くから「砂払い」と呼ばれて腸の掃除をしてくれるといわれており、未消化物や老廃物の排出を促してくれます。便秘がちな方やついつい食べすぎてしまう方にも食べていただきたい食材です。

五味:甘辛 / 五性:寒 / 帰経:脾肺胃大腸

むくみが気になる方に!!

「ごぼう」+「こんにゃく」はデトックス効果が期待できる組み合わせです。 体にたまった余分な水分を出すように働きますので、むくみが気になる方におすすめ。 ただし、両方とも体を冷やす食材ですので、冷えが気になる方は体を温める食材や油を他のメニューで取り入れましょう

◆ ごぼうとこんにゃくの煮物 ◆

材料
ごぼう・こんにゃく・ごま油・砂糖・醬油・煮干し・鷹の爪

調理
①ごぼうの皮は、包丁の背かたわしでこすり落とし、長めの乱切りにして水にさらす。

②こんにゃくは表面に格子状に浅く切り込みを入れてから食べやすいサイズに切り、熱湯を回しかける。

③鍋にこんにゃくを入れて、水分がなくなるで空炒りし、いったん取り出す。

④ごま油を熱し、水気を切ったごぼうを炒める。表面が透き通ったらこんにゃくを入れ、全体に油が回ったら水・砂糖・醤油・煮干・種を抜いた鷹の爪を入れて汁気がなくなるまで煮る。 ※煮干の代わりに削り節でもよいです


レシピ提供

松尾裕子(管理栄養士)
幼少のころから料理やお菓子作りが好きで、からだ作りと栄養に興味を持ち、管理栄養士を取得。
大学卒業後は、病院勤務を経て健康食品会社に勤務。現在は独立し、菓子製造業を営む。季節や体調に合わせて「食でからだを作る」を基本に素材の持ち味を最大限に生かしてシンプルに簡単に作れて効率よく栄養が摂れる料理を提案。

レシピ解説

佐藤まいこ
看護師、保健師、薬膳アドバイザーの資格を持つ3児の母。
妊娠中の不調をきっかけに中医学に出会い、体調を改善できたことから薬膳を学び始めました。
妊娠中の女性た子育て中のママに、生活の中でできるセルフケア情報を届けたいと思っています。

おうち中医学解説

笠間千絵(おうち中医学セラピスト)
「健康は日常生活の中で自分で作る」をモットーに横浜市内を拠点にリラクゼーション施術や健康情報の普及を行う。
2人の息子を育てる中で中医学に出会い、家庭の中心となる女性にとって、家族のみならず女性自身の心身の健康を作ることができると確信。
医食同源という考えを多くの女性に伝えたいと活動を行う。「近くのスーパーに並ぶ食材やコンビニで買う食事でも健康は作れる」