免疫アップを狙う!鯛の尾頭煮

鯛は体力回復に、ゴボウは風邪の予防に有名な食材。
一緒に煮ることで、免疫力をアップさせましょう!

食材のチカラを解説!

は、身体の各機能が正常に機能するように気血を補い、全身に流す作用があるので、健康の基盤作りに役立ちます。

また鯛には、脂質や糖質、たんぱく質の代謝を助けるナイアシン、糖質のエネルギー転化の際に必要なビタミンB1、抗酸化作用や老化防止で注目されているアスタキサンチンも含まれています。

ゴボウはなんと言っても「食物繊維」が有名。腸の動きを活発にし、体内の余分な水分と老廃物を外に出す作用がある食材です。

ゴボウに生姜を組み合わせることで発汗作用を高め、利尿作用で余分な水分を追い出して気の巡りを良くする。これで身体から冷えを撃退しましょう。
冷えは風邪(ふうじゃ)の大好物。冷えを取ることで風邪対策になるのです!
ただし・・・胃腸の負担になるほど食べ過ぎるのはやめてくださいね。。。

鯛の尾頭煮〜おうち中医学レシピ〜

鯛の下処理
①水で洗って塩を振り10分置く
②塩を洗い流し、お湯を表面が白くなる程度に茹でる
③水をたっぷり入れたボウルに、茹でた鯛を入れ(触れる温度になったらOK)ウロコがあれば取る

調理
①煮汁(酒、水、醤油、砂糖、みりん、生姜)を沸騰させ鯛を入れる
②落し蓋をして煮る
③煮汁が半分ぐらいになるまで煮たら、ごぼうを加え、ごぼうが好きな硬さになるまで煮る


料理監修

松尾裕子(管理栄養士)
幼少のころから料理やお菓子作りが好きで、からだ作りと栄養に興味を持ち、管理栄養士を取得。大学卒業後は、病院勤務を経て健康食品会社に勤務。
現在は独立し、菓子製造業を営む。
季節や体調に合わせて「食でからだを作る」を基本に、素材の持ち味を最大限に生かしてシンプルに、簡単に作れて効率よく栄養が摂れる料理を提案します。