おうち中医学レシピ じゃがいも×セロリでおなかをいたわる

自律神経が不安定になりやすい春にピッタリ!おなかをいたわりながら穏やかな春を迎えるレシピ。

食材のチカラを解説!

じゃがいもは、気を補うように働くので疲れやすい、めまい、息切れの症状のある方におすすめの食材です。 また、お腹を温めて消化吸収を促すように働くので食欲不振や便通の改善も期待できます。 春は肝に負担のかかる季節です。脾胃の不調があるとを肝への負担が強まってしまうため、この時期は脾胃の養生が大切です。 じゃが芋を食べて、春に向けて体調を整えましょう。

五味:甘 / 五性:平 / 帰経:胃大腸


セロリは、気の巡りを良くすると言われているため、ストレスやイライラを感じている方、不眠の症状がある方には食べていただきたい食材です。 熱を取り除いてのどの乾きやのぼせも緩和するように働きます。 春に負担がかかる肝が不調になると気が滞り、イライラやのどのつまり感、情緒不安定という症状が出やすくなります。 香りの良いセロリを食べて気を巡らせましょう。

五味:甘苦 / 五性:涼 / 帰経:肝肺膀胱

春の不調を乗り越えましょう!!

春は自律神経を司る肝に負担のかかる季節。 そんな春にピッタリのレシピです。 脾胃を労るじゃがいもと気の巡りを良くするセロリで、春の不調を乗り越えましょう!

◆ 新じゃがとセロリの葉の塩炒め ◆

材料
新じゃが・セロリの葉・酒・みりん・塩

調理
①新じゃがはよく洗い、皮ごとくし切りにして水にさらす。水気をきって耐熱皿に入れ、ふんわりラップをしてレーシックで加熱する。

②セロリの葉は、すじがあれば取り、5cmくらいのざく切りにする。

③フライパンにごま油を熱し、新じゃがを入れてこんがりするまで炒める。セロリを加え、酒・みりん・塩を入れて全体をよく炒め合わせる。


レシピ提供

松尾裕子(管理栄養士)
幼少のころから料理やお菓子作りが好きで、からだ作りと栄養に興味を持ち、管理栄養士を取得。
大学卒業後は、病院勤務を経て健康食品会社に勤務。
現在は独立し、菓子製造業を営む。
季節や体調に合わせて「食でからだを作る」を基本に素材の持ち味を最大限に生かしてシンプルに簡単に作れて効率よく栄養が摂れる料理を提案。

レシピ解説

佐藤まいこ                                看護師、保健師、薬膳アドバイザーの資格を持つ3児の母。
妊娠中の不調をきっかけに中医学に出会い、体調を改善できたことから薬膳を学び始めました。
妊娠中の女性た子育て中のママに、生活の中でできるセルフケア情報を届けたいと思っています。

おうち中医学解説

笠間千絵(おうち中医学セラピスト)
「健康は日常生活の中で自分で作る」をモットーに横浜市内を拠点にリラクゼーション施術や健康情報の普及を行う。
2人の息子を育てる中で中医学に出会い、家庭の中心となる女性にとって、家族のみならず女性自身の心身の健康を作ることができると確信。
医食同源という考えを多くの女性に伝えたいと活動を行う。「近くのスーパーに並ぶ食材やコンビニで買う食事でも健康は作れる」