おうち中医学レシピ 豚肉×キャベツを最近なんだかお疲れ気味の方に!

最近なんだかお疲れ気味の方に。 アンチエイジング効果があるといわれている食材を組み合わせて、若々しく元気に過ごしましょう♪

食材のチカラを解説!

キャベツは、「キャベジン」という名の胃薬があるように、胃の働きを助ける食べ物といわれています。 また、腎を補うように働くので、アンチエイジングも期待できます。 最近疲れやすいなと感じている方におすすめの食材です。 食性は『平性』で、体を温めたり冷やしたりのどちらにも属さないので冷え性の方も取り入れやすい食材です。

五味:甘 / 五性:平 / 帰経:肝胃腎


豚肉は、腎の働きを補強し、気血を補うといわれているので、疲れを感じている方にピッタリ。 体に潤いを与えるよう働くので、乾燥や便秘でお悩みの方にも取り入れていただきたい食材です。

五味:甘鹹 / 五性:平 / 帰経:脾胃腎

生命力の源・老化に関わる腎を元気に!

「キャベツ」+「豚肉」の組み合わせは、生命力の源であり老化と深く関わる腎を元気にするよう働きます。 おなかの調子を整え巡りを良くし、毎日元気に過ごしましょう♪

◆ キャベツと豚バラの甘味噌炒め ◆

材料
キャベツ・豚バラ・にんにく・ごま油・塩・胡椒・酒・甜麵醬・黒胡椒

調理
①キャベツは葉を2cm幅に、芯はそぎ切りにする。ザルに入れ、熱湯を回しかけて水気を飛ばしておく。

②豚バラは2cm幅に、にんにくは薄切りにする。

③フライパンに、ごま油・にんにく・豚バラを入れ、豚バラに塩・胡椒をして弱火でじっくり炒める。豚バラがすこしこんがりしたら中火にし、キャベツを加えて炒める。

④酒をふって蓋をし、キャベツが柔らかくなるまで蒸し焼きにする。

⑤甜麺醤(テンメンジャン)・黒胡椒を加え、全体をよく炒め合わせる。


※捨ててしまいがちなキャベツの外葉を使っています。普通のキャベツなら湯通しはしなくて大丈夫です。


レシピ提供

松尾裕子(管理栄養士)
幼少のころから料理やお菓子作りが好きで、からだ作りと栄養に興味を持ち、管理栄養士を取得。
大学卒業後は、病院勤務を経て健康食品会社に勤務。現在は独立し、菓子製造業を営む。
季節や体調に合わせて「食でからだを作る」を基本に素材の持ち味を最大限に生かしてシンプルに簡単に作れて効率よく栄養が摂れる料理を提案。

レシピ解説

佐藤まいこ
看護師、保健師、薬膳アドバイザーの資格を持つ3児の母。
妊娠中の不調をきっかけに中医学に出会い、体調を改善できたことから薬膳を学び始めました。
妊娠中の女性た子育て中のママに、生活の中でできるセルフケア情報を届けたいと思っています。

おうち中医学解説

笠間千絵(おうち中医学セラピスト)
「健康は日常生活の中で自分で作る」をモットーに横浜市内を拠点にリラクゼーション施術や健康情報の普及を行う。
2人の息子を育てる中で中医学に出会い、家庭の中心となる女性にとって、家族のみならず女性自身の心身の健康を作ることができると確信。
医食同源という考えを多くの女性に伝えたいと活動を行う。「近くのスーパーに並ぶ食材やコンビニで買う食事でも健康は作れる」